こんにちは、株式会社R.O.SのWeb担当のカワジリです。
先日、遠隔読影のシステム導入のため、社長に同行して茨城県のクリニック様まで行ってきました。
CTの新規導入のタイミングに合わせて、遠隔読影システムも一緒に導入させていただくことができました。
弊社では画像枚数が多いことによる読影料金の追加はありません。
弊社の読影専門医の意向もあり、より正確な読影につなげるためにも画像枚数は多いほうが良いと考えております。そのため、クリニック様のCT撮影プロトコールも少しだけ変更させていただきました。
遠隔読影
(=遠隔画像診断) |
「遠隔地にいる専門医が検査画像を診断し、結果をレポート提供することにより、依頼元医療機関の医師に治療方針を助言する」 |
近年、AI技術の進歩が目まぐるしく、様々な分野にAIが利用され始めています。スマホや家電(掃除機、洗濯機、オーブンレンジ、炊飯器など)、車の自動運転などにもAIが利用されています。
そして医療業界もまた、AIがどんどん導入されてきています。実際、今春の国際医用画像総合展(ITEM2018)では、CTやMRIにAIが導入され話題になっていました。
画像診断の分野では、CTやMRIなどの大量の医療画像からAIが疾病を診断し、医師の読影の見逃し回避が期待されています。
一部では放射線科医のような『読影専門医はAIに取って代わられるのではないか』と懸念の声が聞かれているようですが、AIは初めから疾病を読影できるわけではなく、膨大な画像を学習させる必要があるそうです。そして、その学習には読影専門医の力(教師データ)が必要なんだそうです。
また現段階では、AIに画像を読み込ませてから診断を下すまでの時間がとても長く、実用的ではないそうです。
改めて、
『人間の脳ってすごいんだなぁ』
なんて、考えてしまいました。
読影専門医による遠隔読影システムはこれからも必要とされることは間違いないでしょう。
この度は遠隔読影システム導入に際しまして、クリニック様にはいろいろご協力いただきまして誠にありがとうございました。
今後とも末永くお付き合いさせていただきたく存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。